策士カクのよくわかる解説(笑)


参加者WBC参加者WBC参加者WBC
策士カクプエルトリコ DIE日本 アーヴ日本
キューバ 天羽世礼日本であってほしい ドン・ガ馬超アメリカ
しゃっち〜キューバ 板垣ネギ弾正キューバ しばゴンドミニカ
こたつ日本 結果日本 策士カクのよくわかる解説(笑)
 第2回となりますWBCの予想を見ていきましょう。この解説を書いているのがちょうど1次ラウンドの結果が出揃いそうというタイミングなので、後2週間後には決勝まで結果が出てしまいます。ある程度、各国の状態も見えてきて解説に良い時期ということですね。

 まず触れなくてはならないのは、優勝候補の筆頭とも言われていたドミニカです。レイエス、ラミレス、オルティーズ、テハダ、ギーエンなどなどMLBのオールスターとも言えるメンバで望んだ今大会ですが、なんと1次ラウンドでオランダに2敗するという結果で早くも敗退決定です。まさかの結果に予想したしばゴンさんも残念というより驚いているのではないでしょうか。一つ流れに乗れなかった理由を挙げるとすると、A-RODの戦線離脱になるのでしょうか。それにしても、まさかオランダに2敗は誰しも予想外でしょう。

 その他の有力チームは、ほぼ順当に勝ち進んでいます。A組では4人が優勝予想をしている日本が強さを見せました。しかし、決勝では韓国投手陣を打ち崩せず2位どまりだったため、2次ラウンドでの初戦がキューバと予想されやや厳しくなったといえるでしょう。とはいえ、どうせキューバも含めていつどこと当たっても勝たないと優勝は無いわけですから意気消沈する必要はないですし、イチローを要する日本は優勝のチャンスは充分と思います。

 B組はキューバが順当勝ちです。しかし、オーストラリアが意外と強いんです。キューバも辛勝でしたし、メキシコとオーストラリアのどちらが2次ラウンドに残るかは興味深いところです。キューバ予想は3人いますが、B組をTOP通過すると2次ラウンド初戦が日本なので、日本とは逆の目線でいえばキューバも厳しいトーナメントになるともいえますね。まあ、韓国も油断なら無い相手には違いないため、どう転んでも楽には勝てない。それが今年のWBCでしょう。

 C組からはドン・ガ馬超さん予想のアメリカとベネズエラが順当勝ちです。今年のアメリカは侮れないです。いや、普通に当たり前だろという意見も出てきそうですが、ここで敢えてそう言うのはワケがあります。辞退した選手などが多かったりもしたのですが結果として選出されている選手が、ペドロイア、ユーキリス、グランダーソン、そしてジーターと、単にホームランを打てるだけの選手ではなくて守備が上手い、足が速い、勝負強いといったWBC向きの選手が残っていることが大きな特徴です。サイズモアの怪我がなければ更に良かったのですけどね。投手陣はもう少し強化しておくとベターでしたが、それでもなお充分な戦力は揃っていて優勝を狙える位置にいると思います。ベネズエラはサンタナ、ザンブラーノが欠場なので勝ち上がっていくと厳しいでしょうか。投手ではマリナーズのヘルナンデスと打者ではオルドネスの活躍は楽しみではあるのですけど。

 D組は私の優勝予想プエルトリコとオランダが勝ち残りです。前述のようにドミニカがまさかの敗退でしたが、プエルトリコは2試合楽勝で2次ラウンドを決めました。ベルトラン、デルカド、I・ロドリゲスが野手の有力選手ですね。投手ではビッグネームがバスケスなど少数に見えますが、リリーフ陣には一定の評価があるようでアメリカ、ベネズエラを相手にする2次ラウンドは楽ではありませんが接戦になれば勝ち抜く力はあると見ます。(2009/03/11記)

 さて、2009年予想で最も早く結果がでました!優勝は日本です。決勝戦のイチロー4安打+決勝タイムリーには日本中が感動に包まれましたね。というわけで、予想的中者は4人。おめでとうございます。
 他の結果も再度確認しておきましょう。キューバは2次ラウンドで日本に2回敗れて敗退。2試合とも完封でしたので仕方が無いでしょう。試合後のキューバ選手+カストロ議長の潔いコメントは印象的でした。アメリカは準決勝まで来ましたが、流石に怪我人が多すぎました。ペドロイア、ユーキリスがいなくなり投手力ある日本相手では分が悪かったです。プエルトリコも途中までは快進撃だったのですが、最後は勝利を目前にしながらアメリカにサヨナラ負けでした。抑え投手のレベルが充分でなかったともいえますが、あの試合はアメリカを褒めるべきでしょう。決勝と同じくらいに凄い試合でした。

 次回のWBCは4年後ですが、ちなみに現時点での私の次回優勝予想はキューバということにしてみます。今回の結果をもっとも真摯に受止め次回に活かせる国ではないかと思います。国を挙げて強化を図るでしょうし、もし3人の優秀な先発と決め球を持ったクローザを育てることに成功すれば世界一が見えるでしょう。
 もちろん日本も青木、田中(ま)、斉藤(ゆ)などが代表として対抗してくれるでしょう。そして、まだまだイチローも!それでは、また次回のWBC予想で会いましょう!!(2009/03/25記)

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